下関のくじら

下関のくじら

新たなる門出に向けて!近代捕鯨発祥の地

中高年以上の方の中には、くじらと言えば懐かしさとともに、昔食べた時の感覚を思い出される方も多いようです。
でも、今のくじらは違います。ある意味、新たな食材の発見。
食通の舌をうならせる味覚の登場です。

近代捕鯨発祥の地、母船式捕鯨業の基地・下関

下関は近代捕鯨発祥の地とされています。1936年(昭和11年)に中部幾次郎(なかべいくじろう)が下関で大洋捕鯨を創立すると、南氷洋捕鯨は盛んになり、以来、下関は南氷洋捕鯨の基地、大洋漁業株式会社(現在のマルハニチロ)発足の地として全国に知られるようになりました。
1946年(昭和21年)、戦後の食糧難を戦い抜くため、下関の船団が南氷洋に向けて捕鯨を再開し、約15年後、全国でも主要な陸揚げ港になりました。その後、様々な国際的な問題が起こりますが、2019年(令和元年)、商業捕鯨を再開。同時に母船式捕鯨業の基地に位置付けられました。捕鯨船団の帰港の時は鯨肉の陸揚げによって下関が活気に溢れます。

捕鯨母船「日新丸」の後継船を下関で造船中!

2024年に完成予定の新母船。航続距離は南極海への到達が可能な約1万3千キロ。将来、ナガスクジラの捕獲を見据え、70トン級の大型のクジラを引き揚げることができるそうです。

生鯨肉が登場しました

津城、鯨肉は捕獲後すぐに冷凍処理されますが、北海道の根室沖で捕獲されたイワシクジラの生肉が下関漁港で競りにかけられ、最高級部位「尾の身」には1キロあたり12万円の最高値がつきました。「捕鯨発展の聖地 下関」が、その価値を認めた価格となり、引き続き下関港への水揚げが約束されています。

くじら料理を提唱しているお店が100店舗以上

高タンパクなのに低カロリー。栄養価が高く、機能性をもつ様々な鯨の部位を、インド風くじら料理やフレンチのくじらデザートなど、各店舗工夫を凝らした料理で提供しています。
くじらの食文化に触れたくなったら、店先に掲げられた「鯨料理あります」の鯨取扱店フラッグを目指そう!

地元民が紹介するオススメのお店

日本料理/ふくの宿 みもすそ川別館

下関名物 くじらのフルコース
おばいけに始まり、くじらの茶碗蒸しやステーキ、ハリハリ鍋、そしてベーコンや囀りなどの盛り合わせのほか、くじらの部位のすべてを様々な調理法で楽しめます。要望に合わせて対応してくれるので、気軽にご相談を。
●くじらのフルコース 8,800円(税込)〜 ※サービス料別

INFO
住所 〒751-0813 山口県下関市みもすそ川町23-15
TEL 083-222-3357
営業時間 11:00〜14:00、17:00〜21:00
定休日 不定休
団体 60名様(要相談)
予算 昼5,000円〜、夜7,000円〜
駐車場 お問い合わせください。