11月4日、36年間、日本の捕鯨を牽引してきた捕鯨母船「日新丸」が下関港に帰港し、引退セレモニーが執り行われました。私の知人も若かりし頃、大洋漁業に勤務していた時代から「日新丸」という船に関りがあり、青春の思い出の1ページでもあったようで、日新丸の最後の雄姿を眺めながら、涙腺が緩んでしまったそうです。日新丸を運航する捕鯨会社「共同船舶」の所英樹社長によると「日新丸は満身創痍でこれ以上動けないところ、ぎりぎりまで頑張ってくれた。」そうです。反捕鯨団体からの妨害にも、何度も遭遇する中で36年間頑張り続けた日新丸に大感謝です。東日本大震災時は、水産庁の要請で大量の支援物資を被災地に届けたこともあったそうです。「日新丸、長い間本当にお疲れ様でした。」
そして、クジラの陸揚げ量日本一で取扱店舗数も日本一の下関市に新しく「くじらのまち 下関」を紹介するホームページができました。近代捕鯨の発祥の地である下関は、鯨料理が盛んで昔からの料理方法もあれば、新しい鯨料理も次々と生まれています。くじら料理を取り扱う店舗数も数年前までの20数店舗から100店舗を超えるまでになっています。臭みのない鯨肉料理の新しい美味しさを「感鯨(かんげい)料理」=「感動する料理」として発信、料理もホームページもこれからも進化してまいりますので、どうぞ皆様ご期待ください。
最後に、日新丸が最後の操業の中、北海道根室沖で捕獲したイワシクジラの希少な生肉を、本日11月7日から提供する「鯨生肉フェア」が市内の小売店や飲食店で開催されます。日本中でイワシクジラの生肉が陸揚げされるのは下関だけだそうです。希少なイワシクジラの生肉を食べることが出来る期間は7日から12日までですが、無くなり次第終了だそうですので、どうぞ皆様この機会をお見逃しなく!下関でお待ちしています。
感鯨下関ホームページ
https://www.shimonoseki-kujira.jp/
鯨生肉フェアについて
https://www.city.shimonoseki.lg.jp/soshiki/60/101663.html